• メダカの飼い方について
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池でメダカを放置して飼育していました

トロ舟や発泡スチロールの入れ物、プラたらいなどでメダカを飼育しているのですが、我が家のメダカはもともとは池で飼育をしておりました。メダカが産卵をして稚魚を飼育してゆくにつれて水槽の数がどんどん増えてゆきました。気づけばメダカの飼育スペースがガレージの空いたスペースの70%を占めるようになってしまいました。そうなると何も荷物などを置く場所がなくなってしまいます。これは困ってしまいました。

今年も繁殖シーズンが到来しました。特に繁殖に力をいれようとは思ってはいないのですが、たらいの中のホテイアオイを洗っていたらメダカの卵がありました。見つけてしまってはいたしかたありません。孵化だけはさせないといけないかなと思い採卵。去年は大量の繁殖に一時期楽しくてついつい繁殖用の飼育水槽を拡大してゆき管理が大変になってメダカの飼育に日々追われてしまい何もできなかった事がひとつ反省点としてあげられます。どんどん産まれて飼育容器が増えてゆきどうにもならなくなくなるんですよね。計画的に採卵と繁殖はおこなわないといけません。

採卵したあとは毎日卵と睨めっこ、朝起きたらまず卵を見て、水替えをして、水温があがるところに置いて、そのあと稚魚の状態を見て、ゴミとって餌あげての繰り返しです。ざっと下の5項目が日課となってました。

・毎日観察
・水の確認
・温度と日光
・飼育スペースの拡張
・休日は飼育で終わる

水漏れしている池を修復しよう

メダカの観察は楽しいのですが半年メダカに時間を費やしている時間が今年は無い為、時間を作る為に今いるメダカ達を一旦池に帰してしまおうと思いました。そして、もっと効率的に飼育と観察ができるようにスペースやガレージをかたづけたいと考えています。池を復活させる事がもっと効率的に飼育する早道ではないかと考えました。この1年間、庭に半放置されっぱなしの池の中には不思議な生き物や葉っぱが沢山。このままだと悪臭を放ち始めるし、蚊も大量に発生してしまいます。それならば修理をして池で飼育することが一番です。

ただ、この池、製造されて半世紀が経っているので老朽化がすすんでます。水漏れや岸の補強をしたりと、多少補修をしないと越冬できる水深を維持できないと考えてます。昨日はこの中途半端に溜まった池の水を抜く作業からはじめてみました。

池の風景

昔はこの池で鯉を飼育していました。当時使用していた循環用のポンプを使って1時間位で大凡の水を抜くことができました。ユスリカの幼虫やワムシを2センチ位に拡大したような生き物もいたりちょっと気持ち悪かったです。一年間放置していたツケだからしょうがない。頑張りました。

池の底部

残りの水は灯油をいれるシュポシュポでとりきりました。落ち葉が腐葉土化したものとヘドロなどがまざりなんともいえない臭いがしておりました。GW後半で完全乾燥させて補修をすませたいと思ってます。そもそもどのくらいの容積があってどの程度セメントなのかモルタルなのか?塗りなおしが必要なのかわかりませんがわかる範囲で調べてやってみたいと思います。これでメダカを数百匹は飼育できるのではないかな。そうすれば安心して繁殖もできるし他にやりたい事もできるというものです。

GWから池の補修開始です

何事も準備が一番大切です。今回は水が漏れているであろう箇所はほぼ特定できているのでその部分を修繕する事と全体的に少し傷んできているので万遍なく補修をしてゆくことにしました。何をどうすれば問題がないのか色々調べてみました。

どのように処理をするのかというと防水セメントを池の側面及び底面に塗り込み全体的に強度を補強しようと思います。水の中で使えるパテや防水シートなどもありますが、今回は一から池を作るわけではなくもともとある池を補修するので防水セメントの塗布という選択にしました。物置を物色するとコテがいくつかでてきました。道具はOKです。後はセメントをこねるプラ舟を1個購入して必要なセメントを購入すればよいだけです。

トロ舟とコテ
トロ舟とコテ

・池を乾かして藻や苔を除去する

セメントをしっかりと吸着させるために池の表面にコケや藻など残骸がのこっているとよくないと思い除去してゆきます。水を抜いた後、2、3日乾燥させるとざっくりと大きなものは簡単にむしりとる事ができますが、根の部分はかなり残ってしまいます。添付画像の底と側面の根の部分が黒く見えているのは全て藻です。塩ビパイプは金網を設置する為の骨組です。トンボと大きな葉っぱが池に入らないように池の掃除と一緒に作成中です

池に金網を設置中
池に金網を設置中

大雑把に乾燥した藻や苔をこそいだた後にもやっぱりまだ残りかすは残っています。そこで、まだ表面に付いているコケや藻、その他の汚れを金ブラシでこすって取り除いてゆきます。中腰で行う為つかれます。あんまりゴシゴシやりすぎると下地をかなり痛めてしまうかもしれなので痛めない程度にほどよくおこないました。。除去前と除去後の画像を添付しておきます。このようにかなり綺麗になりました。

清掃前の池側面の苔
清掃前の池側面の苔

清掃前の池側面の苔
清掃前の池側面の苔

清掃後の池の側面
清掃後の池の側面

清掃後の池の側面
清掃後の池の側面

清掃後の池の底部
清掃後の池の底部

・再度池を水洗い

その後再度水をかけて水洗いをしました。金ブラシでこすった為かなりほこりっぽく、白い粉まみれになっていましたが、水をかけるとふしぎなもので緑色になりました。水分を吸わない粉状だとセメントの色をしているのですが、細かい残骸があるのでしょう、水洗いをすると緑色に濁ってました。

池清掃後に再度水洗い
池清掃後に再度水洗い

池清掃後に再度水洗い
池清掃後に再度水洗い

・セメント等資材を購入

綺麗すっきりになった池にセメントを塗る為、大凡の表面積を算出して必要なぶんの防水セメントをホームセンターで購入。いざ塗ろうと裏面の説明書を読んでみると下地との接着をよくするモルタル接着強化剤の使用をおすすめしているようです。当初は一日で全て終わらせてやろうと思っていましたが、ちょっぴり準備不足な所は否めませんね。再度ホームセンターに戻って接着強化剤も購入しました。

防水セメント
防水セメント

10kgの防水セメントを6袋購入

モルタル接着強化剤
モルタル接着強化剤

接着強化剤は2本購入しました。しかし、これは必要あったのでしょうか?疑問が残ります。

接着強化剤の塗布とセメントを塗り込む

このモルタル強化剤なるもの、塗った後に2時間から6時間乾燥させなければならないようです。防水セメントを塗る為には水うちをしなければならないのに、強化剤は乾いてからでないと塗れないとの記載があります。なにがどうなのか正直素人の私にはわからなかったのですがこの強化剤を塗って乾かしてから、防水セメントを塗ってみました。画像は、接着強化剤を塗った直後、セメントを塗っている最中、最後は塗り終わりのものです。

接着強化剤を塗ってみた
接着強化剤を塗ってみた

防水セメントを塗ってみました
防水セメントを塗ってみました

防水セメントを塗ってみました
防水セメントを塗ってみました

防水セメントを塗ってみました
防水セメントを塗ってみました

池の補修
池に防水セメントを塗ってみた

強化剤が乾燥した翌日に小雨がふったので丁度塗る場所が濡れていましたので特にびしょびしょにもせずセメントを塗ってゆきます。しっかりと圧をかけながらヘリから側面といった感じで塗り込んでゆきます。本職ではないのでかなり波打ってますね。セメントを塗る作業で約4時間近く時間をかけてしまいました。でもこの単純作業なかなか面白かったです。

・再度接着強化剤とモルタルを追加で塗り込む

その後72時間以上かわかしてからもう一度塗り込んでおこうと思い強化剤を再度塗り込んで半日待っていたら、夕立の為池の中に沢山んの水が溜まってしまいました。なんてこったいという感じです。水抜きから作業をやり直し防水セメントを圧をかけながら塗り込みました。若干セメントの量が足りなかったので、その日の作業は中途半端に終えてしまったのは間違いだったのかもしれません。翌日、天気がまた一時的にくずれ夕立がありせっかく塗ったセメントの一部が雨に打たれて削れていました。しょうがないのでバールで叩いて簡単にはがれた部分にケレンがけをしてゴミを綺麗に取り去ってから再度塗りなおしました。

一応全て塗り終わった状況です。これから再度バリのような部分をケレンがけをしてあく抜き作業です。このアクぬきをしっかりとやらないとお魚さんを入れる事ができません。ちなみ、セメントは強アルカリ性なので素手で作業をすると手があれます。皮膚が弱い人は濡れたセメントが地肌についただけでかゆみがでる場合もあると思います。(似たような強アルカリ性の医薬品を製造していた事があるのでこのあたりは似たようなもんでしょう)

・セメントのアク抜きをする

セメントは乾燥させていると自然とアクがぬけるようですが、念の為にアク抜き剤を購入しました。縁にハケでぬると泡がでてきます。これでアクが抜けている証拠。その後規定量の水とアク抜き剤を入れて暫く放置して池を再度水洗いしないといけません。昔は藁などを使ってアクを抜いていたようですが、現在は薬品を使う事が一般的のようですね。素人感覚なのですが、セメントがアルカリ性ならば、酸性のものをかけてあげれば中和されるのではないかな?とか思ってしまいました。(レモン汁とか)

約1ヶ月近く乾燥させてたました。アクアマリンというアク抜き剤を購入。セメント塗る時には既に購入済。まずは最大水位前後とそれ以上の場所に水で希釈したアクアマリンをハケで丁寧に塗ってゆきます。「シュワシュワ」となったらそこはまだアクのもととなる物質があるそうです。この池は大凡550リットルでこのアクアマリンは1トン用なので全部使っても問題ないかなと思い、側面をハケで塗りながら30%位を使用し残りの70%を水を入れてから投入、その後棒でかきまぜました。3時間以上するとアクがぬけるようです。現在は満水状態。しかも水位が下がらないのでセメントでの補修は一応成功のようです。

セメントアク抜き剤
セメントアク抜き剤

セメントアク抜き剤使用方法
セメントアク抜き剤使用方法

セメントアク抜き剤を水で少し薄めてみました
セメントアク抜き剤を水で少し薄めてみました

あくぬきの為に池に水を入れてみました
あくぬきの為に池に水を入れてみました

まだアクヌキの途中です。水を入れ替えたりした作業が終了しましたら、追記します。とりあえずは池のおおまかな補修が終了したので、うまく自然濾過をさせてゆく方法を今後は検討してゆきたいと思います。


コメント一覧

返信2018年5月18日 10:09 PM

名無し25/

それにしても素敵な池です

    返信2018年5月22日 9:19 AM

    yoko224/

    ありがとうございます。もともとは鯉を飼育していた池でした。最近はメダカ専用になってしまいました。

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