• メダカの飼い方について
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水質を安定させるためにも底面にはソイルを敷く事をおすすめします

水槽でメダカを飼育する際、ある程度景観を考えると思います。何もないと殺風景ですよね。アクアリウムまでとはいかなくても水草やソイルはあったほうが心も安らぎます。観察するだけでしたら何もないシンプルな容器がよいと思います。飼育するうえで大切なのは安定した綺麗な水作りをして元気に育てる為に、バクテリアの繁殖を利用しないといけません。

2016年に産まれたメダカ
銀のメダカと黄色いメダカ

そんな時に床に砂や砂利を敷いてあげると見栄えがよくなるだけでなくバクテリアの繁殖にも大変役立ちます。水草も富栄養化を防ぐために水槽とメダカの数にあった量を入れてあげる事が必要ですね。私は水槽に入れるソイルには砂などではなく、赤玉土を使っております。水槽用品を専門店で購入するとメダカの為の土とか砂が販売されていますが、ちょっと値段が高いと感じます。赤玉土だと砂利の半値以下で手配する事が可能です。

冬場はじっと冬眠をしているメダカも水温が上がってくるとよくエサを食べます。よくエサを食べるということは糞が溜まってゆき、水質が悪化してゆきます。特に初夏から夏場にかけては食欲旺盛です。もりもりエサを食べたあとには沢山糞が残ります。河川なら循環していますのでいつもクリーンな水質ですが、溜まった沼や池などではバクテリアによって糞やアンモニアが分解され一定の水質が保たれています。その為にはバクテリアが繁殖しやすい環境を作ってあげる事が必要です。

私の自宅にある人口池もある程度の水量がある為60匹程度のメダカだと特にろ過装置などを使わなくても問題なく放置のまま飼育ができました。特に土や砂を入れているわけではありませんが、落ち葉が堆積したり小さな砂利や土が底層に沈殿しバクテリアの繁殖をうながしたのだと思います。特に濁る事もなく澄んだ透明な水質を保っていました。

小さな入れ物で飼育すると個人的にはオススメは「赤玉土」ではないでしょうか。各メーカーさんからも専用の土や砂利が販売されていますが値段と量がちょっぴり高く感じます。赤玉土ならホームセンターの園芸コーナーに行くとkg単位で数百円で売っています。100円ショップでも売っていますね。

赤玉土にたどり着いた理由

2016年の春から夏にかけて色々とネットの情報や本を見ながらメダカの飼育水槽に入れるソイルを分けて飼育してみました。プラ容器だけのもの、砂利を敷いたもの、麦飯石をしいた物、赤玉土を敷いたもの、荒木田土をしいたものの5種類を試しました。当時の画像等を残していないので再度検証をふまえて画像を撮っておきたいとも思いますが、一番水が澄んで綺麗な状態であったのは、赤玉土>麦飯石>荒木田土>砂利>何もしないといった順番でした。特に何もしなくても問題はないように感じますが見た目が少しさびしいですよね。それと、ある程度の周期で水替えが必要となってきます。できれば何も手入れをしなくてもメダカが気持ちよく生息できる環境があれば飼い主にしても掃除の手間の回数を省いたりとメリットがあると思いました。

エサに群がるビオトープのメダカ達
エサに群がるビオトープのメダカ達

メダカを屋外飼育する時には床に赤玉土等を入れておくと水温を少しだけあげておく事ができるらしい

それに、越冬時などには底に何かを敷き詰めるだけで数度温度を高く保つ事ができるそうです。本当に寒い時は赤玉土があっても氷は張ってしまいますが、あったほうが絶対に有利なので赤玉土を全てに入れてみました。荒木田土も悪くはないのですが、暴れられると濁ってしまう事とバクテリアの繁殖には少し不向きなのかなと思いました。でもよく考えると田んぼの土だから一番良いように感じます。野生のメダカも田んぼや小川生息しています。荒木田土でもよい仕事をしてくれそうですね。(ただ管理はむずかしそうです。)

赤玉土や砂の設置の仕方

設置方法は至って簡単です。赤玉土を軽く水洗いをしてざっくりと赤土の赤い汁の量がなくなった位で容器に2センチ程度敷き詰めて使用しています。底面に敷きつめたくない時は100円ショップで売っているタッパーやペットボトルの底部を3センチ位にカットしてその中に入れるという方法でも大丈夫です。エビの飼育水槽には全て敷き詰めず容器に赤玉土を入れて使用しています。

荒木田土は半乾燥しているような感じですが、一応にごりがとれてから生体をいれてみました。この夏には荒木田土をペットボトルに入れて稲を植えてみたいなとも思ってます。まだ試してませんがカボンバやアナカリスなど水草に有効なのではないかなと考えてます。

砂も似たような感じで購入後水洗いをしてゴミを取り除きます。2~3センチ位底に敷いて使ってみました。たまたまかもしれませんが、砂利や麦飯石だけだとどうも藻が発生しやすいようです。赤玉土だけででもかなり良質な水を作り続ける事は可能かと思います。でももっとよい環境を作ろうと思うとついつい人の手を入れていかないといけません。

小さなホテイアオイ
小さなホテイアオイ

そこで自然の循環サイククルをうまく利用して水草や睡蓮、他の生物等が活躍してきます。マツモなどは水の条件が整っていれば直ぐに成長しはじめます。ですが、水あわせができていないとパラパラと葉っぱが溶けてしまいます。グリーンウォーターにもメリットがありますが、そうなる前にホテイアオイや水草を入れて水槽の富栄養化をとめるようなことができるとよいと思います。納豆菌で濁った水が綺麗になるそうなのでこちらも併せて試してみたいですね。

越冬したホテイアオイ
越冬したホテイアオイ

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