• メダカの飼い方について
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メダカを飼育するには屋内と屋外があります

メダカを既に購入された方、こらから購入しようとお考えの方が最初に直面するのが、どこで飼育するかではないでしょうか?家の中なのか?それとも屋外なのか?住まいや環境によって変わってきます。例えば2リットルのペットボトルでも飼育は可能ですが、1リットルに1匹が好ましいので2匹しか飼えませんね・・・でもペットボトル位の大きさだと場所も取らずに保管もしやすいでしょう。ただ水替えは非常に面倒です。20リットル位のバケツだったら10匹から20匹位飼育する事が可能です。屋内でも屋外でも飼育する事ができます。ただ、一年間試行錯誤しながら飼育して感じたことは、メダカ飼育をするにあったって下にあげる3つ条件が最低必要であると思います。

  • 太陽に必ずあたる所(夏場はしっかりと日差しを作る)
  • 毎日気軽に見る事ができる所
  • 水替えが容易に行える所
  • 屋外飼育のススメ

    一番手軽に克、安易に飼育できるのが屋外です。温度の変化も室内よりは安定しています。発砲スチロールの容器に水を入れておけば緑化してメダカが勝手に飼育できる環境を作る事も可能です。ただ、最近スーパーなどにいっても発泡スチロールを貰える所が少なくなってきましたね。ちょっと野菜を入れる位の小さな発砲スチロールで飼育する事もできます。もっとしっかりとした質量で景観を損なわないものでしたら、睡蓮鉢などもあります。ガラスの水槽も可能ですが設置場所によっては夏場はお湯になりますので注意が必要です。

    ホテイアオイとメダカ
    ホテイアオイとメダカ

    メダカを飼育する為には日光が必要です。春先や秋口はまだよいのですが、5月から8月にかけては日差しが強く日光があまりにも強くあたる場所では水量が少ないとメダカが酸欠をおこしたり、水温上昇の為死んでしまったりします。暑さに強いメダカではありますが40度をこしてくるとその生存率は一気に下がってしまいます。

    その為、太陽があたってもしっかりと一時的に遮蔽できるものを用意してあげなければなりません。直射日光があたる場合は水深が浅いと流石に環境の変化に強いメダカといえど40度近い水温では死んでしまいます。このような事から、メダカ飼育の最適な場所についてはどうしても正午の直射日光を遮る事ができる場所と限定的になってしまいますね。しかし、これらの条件を揃えてあげればどこでも飼育は可能です。必然的に東側から南側での飼育となるでしょう。1年間飼育していてはっきりと感じた事は夏場は太陽にあたる時間が長いと丈夫なメダカになるようです。エサは配合飼料よりは生き餌のほうが望ましいようです。見栄えは悪いですがグリーンウォーターがつくれる環境の屋外が有利と感じました。ただ、グリーンウォーターにも水質がある為緑色だからといって喜んでいるわけにはいきません。少し生臭かったら水替えが必要です。

    何故屋外飼育をすすめるのか

    私の遠い過去を振り返ってみましょう。小学生の頃、私は近所の川で魚を釣ったり、採ってきたりしては水槽や池で飼育をしてました。当時は特に今のように河川の利用がうるさくなかったので遊漁券さえ買えば誰でも川遊びができた時代でした。中学生の頃、屋内でタナゴとスジエビを一緒に飼っていた水槽の中にメダカを入れてみましたが、1週間程度で全滅した記憶があります。水槽は60センチ水槽で、底面、上面濾過装置にエアーの酸素も入れて完全な状態で飼育していると思っていました。改めて過去の屋内飼育環境を振り返ってみると間違いがいくつかありました。

  • 日中は間接光のみで太陽の光がほとんどあたっていない(蛍光灯は設置していない)
  • 色々な魚と混泳させていた
  • 上面濾過装置の水流が強すぎた
  • エサを与えすぎていた
  • 今思うと生体の事を全く考えていない飼育をしていたと反省ばかり目立ってしまいます。メダカに限らず日光は必要です。水槽で飼育している魚は日光があたるような環境で飼育した魚に比べて若干色が薄くなっていました。タナゴも水槽飼育と池の飼育では明らかに色が違ってました・・・又、水流が強い事はメダカにはかなり負担をかけていたようです。トロ場も作ってはいましたが全てのメダカがそこにいるわけでもなく無駄に体力消費をしていたのでしょう。更に、スジエビと混泳させていたことで、これは推量ですが、夜、寝ているメダカがスジエビに襲われたりしておなくなりになったのではないかと思っています。

    屋外と屋内でそんなにちがうものなのか?

    屋内飼育で失敗した過去の経験から屋外飼育を始めてみました。2016年6月に産まれたメダカの稚魚を7月から屋内と屋外で比較してみました。屋外飼育の水槽は日中は30%位日光にあたる場所に設置、屋内飼育の水槽は南側の居間の日当たりのよい場所に設置して飼育してみました。結果は屋内で飼育していたものは半数がお亡くなりになりました。そして、生き残った数匹も屋外に比べると少し小さい感じでした。屋外で飼育したものは元気に成長してました。どちらも手をかけずに与える餌の量、回数は平等としました。ただ、一点だけちがう事は屋内飼育の水槽は透明な水で飼育数は少なかったですが屋外飼育の水槽はグリーンウォーターで狭い所に沢山の稚魚が入ってました。

    メダカの稚魚
    メダカの稚魚

    私は関東の片田舎に住んでます。夏はとても暑いです。飼育するにあたってはメダカの数にもよりますが畳1枚分位のスペースがあると楽しく成長観察、繁殖や選別など色々とできると思います。屋外だと睡蓮鉢や発砲スチロールの容器で飼育する事になるので、それなりのスペースが必要ですね。洗面器でも飼育は可能です。どのような器で飼育するかは皆さんのアイディア次第ですが、メダカに過度のストレスを与えない飼育環境がよいのではないかなと考えます。それと、エサやその他管理で使う道具などの置き場所もあったほうがよいでしょう。

    1畳位のスペースが必要かと思います。今一度生活環境を見渡してみましょう。すこしでもこの記事がメダカ飼育の参考になればと思います。


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