プラナリア大量発生と駆除の仕方で困っている方は沢山いるのではないかなと思います。私もそんな一人です。駆除する為にはプラナリアの生態を知らないと対応ができませんよね。水槽をリセットするのは簡単かもしれませんが完全に駆除する為に盲点があったりしたら面倒なので駆除にむけて飼育環境の見直しと最適なリセットの仕方を調べて実践してみようと思います。とにかく水槽からこのみてくれの悪い生物を一掃してしまいたい。
ネットに出ている情報源だと普通のプラナリアなのか南米プラナリアなのかどうなのか判断がつきません。アクアリウム関連の動画を見ていると細い筋みたいなものがついているものもあります。エビ関連の動画を見ているとはっきりと我が家の水槽の中の物体に似ているものもあります。南米プラナリアでウィキを検索してもその単語では出てきません。プラナリアでひとくくりとなっています。しかし、自然のプラナリアは茶色っぽいですが、我が家のプラナリアは白一色です。
プラナリアは日本名ではナミウズムシといいます。扁形動物に属する生物です。魚のように呼吸器や循環器も持ち合わせてなく酸素も体表から取り込む。なるほど、心臓も血管も無いらしい。口は体の中央部にあり腸はは前方に1本、後方に2本あります。口から取り込んだ食べ物のカスは口から排出するので肛門が無いわけですね。細胞の老廃物は細胞から直接排出されるようです。
一定の大きさになると自ら分化して増えてゆくらしいです。更に日本に生息するプラナリアは約20種類そのなかでも一般的なものは6種類のようで、ナミウズムシ(20mm~25mm)、ミヤマウズムシ(10mm~20mm)、コガタウズムシ(10mm~12mm)、コガタイズミオオウズムシ(25mm~30mm)、カズメウズムシ(15mm~25mm)、キタシロウズムシ(15mm~25mm)基本的に冷たい水を好み25度~30度くらいでも生存はする。一般的には水質調査ではきれいな水の指標動物とされています。
だんだん相手の情報がわかってきました。切ったらどんどん増殖してゆくプラナリア、増殖できない細胞レベルで死亡させないと永久に増え続けそうです。動物性のエサ、アカムシなどを食べているようですが、はっきりとした確証がありません。わかれば餓死をさせることもできますが、夜にこの白いプラナリアをジーっとみていても何かを食べているといったようにはみえないのです。
プラナリアの分類は生殖器官の構造が決めてとなるようで顕微鏡で観察しないと正確にはわからないようです。ナミウズムシではなさそうです。
少ないネットの情報を元に駆除の方法を検討してみたいと思います。一番手っ取り早いのは水槽のリセットです。使用していたものを廃棄して新たにつくればよいだけですね。でも、水草や土などちょっともったいない気がします。再利用することを前提に駆除に使える薬品やその他を検証してみました。
炭酸水といえば味も無くて不味く体によい飲み物というイメージしかありません。実際人体対しては、「疲労回復」「整腸作用」「血行増進」「美肌効果」「満腹感」などがあるようですね。反面消化性潰瘍・炎症性腸疾患などの消化器系には病状を悪化させるおそれがあるようです。平胃散でも飲んでればよいのでしょうか・・・話がそれてしまいました。
南米に炭酸水をかけている動画がありました。どうやら単体に直接攻撃だと効果があるようですね。気になったので私もこの気持ち悪いナメクジモドキをピンセットで捕まえて炭酸水を入れてある容器に落してみました。
その時理由はわからなかったのですが、完全に死んでました。嬉しさと感動から更に数匹掴んでは炭酸水の入った入れ物に入れてみると結果は同じでした。よく考えれば炭酸水って水と二酸化炭素ですよね、要は酸欠で死んでしまうという事かな?画像は少しみずらくてすみません。手前の白いやつが死骸です。
他にもアンモニア、塩といったものが効くような事を記事でみつけました。アンモニアは微生物を殺さないようなのでフィルター清掃と赤玉土につかえそうですね。食塩は濃度を上げないといけません。植物関連によくない事とあまり大量の塩を入れる事が避けたいですね。だんだんどうやって料理してこうか目安がたってきました。
サカマキガイやカワコザラガイ等を薬品を使わずに殲滅させるには個体をしっかりと排除してゆく事しかないのではないかなと思います。ですが水草についたやつらを駆除するのは見つけるのが大変でした。そんな過去の経験から生き残りがでないように水草への対策から検討してみました。炭酸水は基本、水と二酸化炭素です。(他のガスや成分が入っている事もあるそうです)植物には二酸化炭素は毒ではなさそうです。これは植物に対しては良さげですよ。
とりあえずアナカリスを数本洗浄してみました。500ミリのペットボトルを購入したので500ミリがしっかりと入る容器を用意。たまたまホームセンターで購入した軽量カップが500ミリでした。そこに軽く水洗いしたアナカリスを入れて炭酸水を投入。びっくりするのはすごく泡立つことです。5分ほど炭酸水で消毒したあとに太陽の下で2時間程アナカリスをぬるま湯で保存。奴らは夜行性で水温が高いと苦手なようなので念の為に様子をみてました。1本に数匹いたのでしょう。炭酸水の入った容器にはお亡くりなった白いプラナリア達が沢山浮かんでました。アナカリス位だとこの一回で問題なさそうですね。リセットを考えていますが水草はそのまま使いたい感じですので今回は水草には炭酸水で対応したいと思います。次はアンモニアについて少し調べたいと思います。60リットル分の炭酸水を購入したら結構よい金額いきます。仮説ですが、無酸素状態が駆除の方法なのでしょう。土はアンモニア消毒でその後天日干しですね。ウィローモスの回収がちょっとだけ楽しみです。
近所の薬局で日本薬局方アンモニア水を購入しました。こちらは虫さされ、気付けにとかかれてます。5~10倍に希釈して幹部に軽く塗るとあります。そうすることでかゆみがなくなるわけですね。臭いをかいだらツーンときます。これがきつけですね。罰ゲームにアンモニア水をかがせるのは面白いかもしれません。
このアンモニア水は5%濃度で使用するとプラナリアに対して効果があるようです。実際にプラナリアを捕まえて試してみましょう。まずはプラナリアを捕まえて少しだけ水を入れた容器に入れておきます。
こいつらよくみると目のような点が二つあります。南米プラナリアではなくプラナリアかもしれませんね、南米プラナリアはプラナリアの小さい奴の総称なのではないかなと思ってしまいました。
この容器にアンモニア水を5滴たらしてみました。そうするとうにょうにょして動かなくなりました。
5分経過したらちょっぴり溶けている感じです
どうもアンモニア水は確実にプラナリアを撃退してくれるようですね。ただこれ100ミリしか入ってませんので1.9リットルの水に1本という割合で約5%溶液となる感じです。100÷(1900+100)=0.05(5%)我が家の場合はこれを5,6本購入して水草や土の洗浄を行ってリセットしたいと考えます。やるなら徹底的にやっておきたいですよね。微生物を殺さないアンモニア水、でもプラナリアは死んでしまいます。メダカやエビは駄目みたいなので生体は一旦別の飼育容器に移して行わないといけませんね。
その後ビオトープを夜間観察しておりましたら赤い色のプラナリアが2匹おりました。多分アカムシを捕食したのでしょう。種別は不明ですが俗にいうプラナリアとは違うようですが、色に変化がある事がわかりました。プラナリアの駆除について現在考察中です。